CDNとは、Content Delivery Network(コンテンツ デリバリ ネットワーク) の略称のことです。
CDNを利用するとテキスト、画像、音声、動画データなどネット上にあるコンテンツやアプリケーションを効率的に負荷分散することが出来るため、安定した高いパフォーマンスで配信が可能となります。
webサイト、メディアサイト、SNS、動画サイト、ゲーム、ECサイト、金融サービス、アプリなど様々なサービスで利用されています。
CDNの仕組みについて
CDNは提供している会社にもよりますが、日本国内だけではなく、世界中に設置されているエッジサーバと呼ばれるサーバを経由して配信を行います。
ユーザーのアクセス端末になるべく近い最適なエッジサーバから配信することで、レスポンスを高め、アクセス負荷を分散します。
逆にCDNを利用しない場合には、オリジンサーバと呼ばれるデータを保管している大元のサーバを通じてユーザーにコンテンツを配信します。
例えば、オリジンサーバが国内にあり海外のユーザーがアクセスした際には、通信の距離が遠くなりますので読み込みに時間がかかることになります。また、オリジンサーバにアクセスが集中することで、高い処理負荷によりサーバダウンにも繋がりかねません。
動画配信でCDNが利用される理由とは
動画配信でCDNが利用される理由は、テキストや画像、音声データと比べて動画ファイルはファイルサイズが大きいため、負荷分散しないとサーバに大きな負荷がかかってしまうためです。
例えば、動画配信で1Mbpsの動画を300人が同時に視聴する場合、おおよそ300Mbps分の回線を予め準備しておかなくてはなりません。
CDNを利用することでエッジサーバを通じて動画データを配信することが出来るため、仮に300人以上の視聴者が訪れた場合でも、安定的に動画配信を行うことが可能となります。
CDNだけを提供している企業もありますし、動画配信システムを利用する場合にはCDNが付いているサービスと付いていないサービスがあるため、予め確認しておくことをお勧めいたします。